水中バックホウ

水中バックホウによる施工

水中バックホウ

近年、港湾整備事業は沖合い、かつ大水深化して、自然の厳しい条件下での施工が余儀なくされています。また環境に有用な工法や、節税のため、経済性のすぐれた構造物ならびに工法が求められています。

水中バックホウは、水中作業の効率化・安全性の向上・労働力不足・潜水士の高齢化対策をはかる目的で開発されました。現在、ケーソンマウンドの均し工事やケーブル埋設工事などの分野で実績を上げています。

水中バックホウの使用により、潜水士では難しかった厳しい条件下での施工が可能になり、経済性や安全性の面で、優れた工法として注目を集めています。

荒天の多い作業海域では、短い施工期間内に効率よく施工する必要がでてきます。水中バックホウは、急速施工にも貢献することができます。

また藻場造成の一環として、海底の基盤を耕運化することで、海中の生態系を活性化させる研究などから、水中バックホウによる海底基盤造成が行われつつあります。

水中バックホウを様々な海洋工事に活かすことで、従来まで考えられなかった工法・技術開発・構造物等の開発が可能になります。

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水中バックホウの特徴

水中バックホーは完全無人化ではなく、潜水士が水中バックホーを操作して作業を行います。潜水士が永年蓄積してきた高度の技能を活かして、様々な潜水作業を安全かつ効率的に機械化施工できるようにしたものです。

@施工能力の向上
機械化施工ができることにより、従来の人力施工に比較して作業能力が格段に向上し、工期短縮と潜水作業者の省力化が可能となります。急速施工を必要とする工事に対応することができます。

A施工コストの削減
施工能力の向上と使用する船舶機械の集約化等により、従来の人力施工に比較して施工コストを低減することが可能となります。

B潜水作業の安全性の向上
潜水士の数が減少するため、潜水時間の管理等安全管理が容易になります。また作業船隻数の減少が図れるため、急速施工下での近接施工の危険性低下に繋がります。

C波浪の影響を受けにくい
マリンバックホーが単体で水中移動するため、海面の波浪の影響は受けにくくなります。このため、人力施工に比較して捨石均し作業の稼働限界波高が向上するため、急速施工への対応が可能となるとともに、天候変動(悪化)へも対応可能です。

D潜水士不足への対応と人力施工との協調
施工性が向上するため、作業に従事する潜水士の延べ人数が減少し、近年の潜水士不足や多くの潜水士船調達等の問題が解消できます。したがって、水中バックホーによる施工メリットを活かしつつ、人力施工との協調を図ることが可能となります。

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